一枚板製作のこだわり
Eury dikeの一枚板製作のこだわりをご覧いただきありがとうございます。Eury dikeでは特に製作へのこだわりが強いです。
それは一枚板が本当に好きな職人が製作しているからです。誰よりも一枚板のかっこよさ、存在感、芸術的な木目・杢、耳のワイルドさ、上品な色味いろんな魅力の詰まった一枚板が好きなんです。
そんな一枚板への愛情は誰にも負けません。
どんな一枚板も同じものは世界に2つとしてありません。
「世界に一つだけ」です。
同じ丸太でも、隣り合った一枚板でも全く異なる表情をしています。
こんな素敵でワクワクするもの他にあるでしょうか?
そんな一枚板好きは、一枚板をどうしたらかっこよく見せられるのかを日々考えています。
一枚板は個体差があり、すべての一枚板に長所があれば短所もあります。
短所にはしっかり対策を取ってあげて、長所はなるべく自然のまま残して、より自然に、よりカッコよく仕上げていきます。
Eury dikeの職人のこだわりをご覧ください。
最も重要な反り止め 「蟻溝吸いつき桟」
ます、反りへの対策は非常に重要な対策で、Eury dikeでアリ溝吸い付き桟を実施しています。
なぜなら無垢材は必ず反るリスクがあるからです。
一枚板の特徴のページにて一枚板のリスクをお伝えしています。まだご覧いただいていない方は
≫一枚板の特徴 をご覧ください。
一枚板の特徴を理解すると反りのリスクは必ずあることが分かると思います。
人工乾燥はどこでもず実施しており、そこで十分含水率を下げております。各社人工乾燥の方法は異なり特徴も違いますが、人工乾燥をしっかり実施してあげれば含水率はしっかり下がります。
ですが、季節に応じての冷暖房による環境の変化により一枚板の動くリスクは必ず付きまといます。
Eury dikeでは人工乾燥でしっかり含水率を下げた後、アリ溝吸い付き桟により物理的に反りを強固に押さえます。
冷暖房による環境の変化の反りのリスクを伝統工法で抑え、一生もののテーブルへと仕上げます。
アリ溝吸いつき桟とは一枚板に台形のアリ溝を掘り、固い木材で吸い付き桟を製作します。
自然乾燥・人工乾燥にて十分含水率を下げてから追加して一枚板にこの反り止めを施工してあげることがベストだと私どもは考えます。
ですが一枚板に対して反り止めを実施するところは現在非常に少ないです。
追加で物理的にも反りを抑えられるのに、実施しないのはなぜでしょうか?
まずは反り止め無しを説明すると反り止め無しは非常に売りやすいです。
店舗で反り止めない一枚板を選んでいただく。脚を選んでいただく。お届けする。乗せて納品。
とても効率の良い販売方法です。販売数を考えたとき、この販売方法は最高です。
サイズ変更があった場合も工場に引き上げ指定個所をカットしサイズ変更可能ですので問題ありません
※効率は値段を抑えるためには必要なことですので、悪いと言っているわけではありませんのでご了承ください。
一方アリ溝吸いつき桟をつけた一枚板を店舗においていたらどうでしょうか?
気に入った一枚板テーブルを見つけ、一枚板が少し大きくカットを依頼しました。
ですが、事前にアリ溝吸いつき桟をつけているのでカットすると希望の脚をつけることができません・・・・
となるので反り止めががついた一枚板を店頭で販売することは非常に困難です。
反り止め実施せずに店舗に置き、ご購入後反り止め実施は可能ですが、全ての一枚板を必ず工場に引き上げる必要があるので費用・効率面で現実的ではありません。
この様に反り止めありは店舗で販売できないという大きなデメリットがあります。
その為Eury dikeでは、倉庫で大量の在庫の中から選んでいただき、ご希望のサイズ・脚・高さ・耳の仕上がり・角の丸みまでお客様のご希望をしっかり聞き、ご家族にピッタリのテーブルをオーダーにて製作する方針をとっております。
最近はこの倉庫で選んでいただき、オーダー製作・アリ溝吸い付き桟が非常に人気が出ております。
しっかりご希望を伺うので、お客様と職人の距離が近いためお客様に非常に喜んで頂きうれしいご感想も多数いただいております。
人気が上がってきているため、他の一枚板の業者様がこの反り止めを裏面が使えない、古い方法だと否定されております。
人気が上がり脅威に感じていただいているために否定されてりますが、それだけ皆様に伝統的な工法のこの反り止めが認知され評価いただいている証ですのでむしろうれしく感じます。
「アリ溝吸いつき桟」で検索して頂いている方もいるほです。
また、より詳細の特設ページ設立にもつながり、よりお客様に反り止めを含めたEury dikeのこだわりをお伝えできるようになりました。
この一枚板への反り止めについては別に「アリ溝吸い付き桟」の特設ページにてより詳細を説明しております。
< ≫一枚板反り止めのこだわりをご確認ください。
一枚板の耳をより自然に仕上げる技術
一枚板にとって耳(丸太の外側にあたる部分)は非常に印象を左右する部分です。
耳の凸凹がしっかり綺麗にのこり、ワイルドに仕上がっている一枚板は非常にカッコよくなります。
綺麗な天板の木目・ワイルドな耳の表情。百年以上かけて成長した力強さを感じることができます。
ですが、耳は丸太で言うと外気に触れている部分ですので、高い確率で倒木時のダメージや運搬時の傷が生じてしまいます。
海外から輸入される一枚板が多いので、よりダメージがあるリスクが大きくなります。
ダメージや気になる部分があるとしっかり削ってしまう場合が多いです。
それはまだ見ぬお客様に向けて製作しますので、しっかり削って綺麗に仕上げたほうが良いと考えるのは当然です。
Eury dikeの職人は一枚板が非常に好きな職人が製作しております。
特に綺麗な一枚板の天板面とワイルドな耳の組み合わせが非常に好きで、耳をワイドに仕上げることを特に意識して製作しています。一言ワイルドに仕上げるといっても非常に奥が深いです。
これは言葉ではお伝え出来ない部分です。
いろんな種類の耳を常に意識して仕上げてきたから培ってきた技術です。
加工法方法は企業秘密の為、詳しくは言えませんが独自の方法を取り入れております。
このようにワイルドに仕上げる技術を持っていますが、仕上げの方法は
一枚板を選んでいただいた後に、お客様としっかりお話をすることを基本としております。
綺麗な一枚板だから耳を綺麗に仕上げるのか、綺麗な一枚板だけど耳はワイルドに仕上げて存在感を出すのか、節やダメージ部分も透明なレジンで表情を見えるようにするのか、エポキシ樹脂で綺麗な表面にするのか、
その一枚板に合わせてお客様が自由に仕上がりの表情を決めてあげることができます。
ほんの一例ですがご覧ください。
安易にできませんは言わずに、可能な限りお客様のご要望をかなえられるように努力致します。
もちろん選んでいただいた一枚板の仕上げ方の指定を職人にすべてまかせるもの構いません。一枚板が大好きな職人がよりカッコよく見える仕上がりをご提案いたします。
無垢テーブルの接ぎ合わせの技術
接ぎ合わせのテーブルは、ただ木材を合わせているだけではありません。
いちばん重要なテーブルのデザインを左右する、全体の色味を合わせるセンスが必要です。
また反すリスクのある無垢天板を反りずらくする方法もあります。
一枚の板ではないため強度が落ちてしまうところを、一枚板に近い強度になるような接ぎ合わせの技法を採用しております。
色味・反り・強度、接ぎ合わせ方法どれ一つとっても各工房・各職人で大きな違いがあります。
まずはいちばん重要な接ぎ合わせ時の重要なデザイン決めです。
昔の製作工場では何十年と経験した職人にしか許されなかった作業です。それほど重要な工程で、これがテーブルの出来を左右すると言っても過言ではありません。
木材によっても様々で、色味の個体差がほとんど無いものは簡単です。
逆にブラックウォールナットはとても個体差があり、木目が激しい場所、素直な場所、茶色・濃茶・赤茶と色味の個体差も大きく、それぞれに白太があり合わせるには木材をしっかり観察し、多くの中から一つのテーブルにする木材を決めていきます。
これを理解していただくために下の写真を御覧ください。
こちらは接ぎ合わせの悪い例になります。
白太の部分が天板面に来るように配置すると接ぎ合わせのラインがはっきりとし、製作者がしっかり考えずに組み合わせたのがわかります。
また木目を揃えずに合わせると右の写真のようなものになり、せっかくの無垢テーブルが台無しです。
インターネットで検索すると、こんな作りをしているとこ意外とあります。
これは職人の意志ではなく、コスト的な要因が大きいと思われます。
Eury dikeでは無垢テーブル・一枚板接ぎ合わせテーブルの場合、この合わせた時の木目・色みの合わせ方をとても重要視して合わせております。
まず、数多くの乾燥させた無垢材からテーブルにあった板を選びます。それを一度削り、色みが合うものを選びます。
経験則から塗装後の色みまでイメージ出来ますが、細かい色みも確認する為、一度濡らして、塗装後の色を確認します。
一度濡らすことにより、塗装したら意外と違う性格の無垢材だった。なんてことがないように手間を惜しまず確認します。
その後、板の選別・配置・木目を合わせるため数ミリ単位のずらしをし、最高の仕上がりを常に目指しております。
その点を考えたうえでこちらをご覧ください。
これは3枚接ぎの天板です。
Eury dikeの通常の製作の商品ですが、仕入れ状況から産地を統一し同じ色味、似た木目を選んで製作します。
どこで接ぎ合わせているのかわかりますか?
このクオリティーは常に色味を確認するからできる仕上がりです。
こちらはダイニング無垢材で色味木目の動きもそろいつつ、面白みのある天板です。
杢が出ている無垢材を使用し、更に幅の広いものを厳選して合わせた天板です。
接ぎ合わせのすっきりしたデザインに木目の動き、厚みを確保し、より魅力的な無垢天板を製作しております
ローテーブルの写真の天板は、お客様から頂いた写真がきれいで分かりやすいため使用させて頂きました。
耳は素直な耳付き無垢材ですが中央に虎杢という大変珍しい杢目があります。大変良い表情で、常にストックがあるわけではないのですがこのような動きのある素晴らしい木材でもきれいに合わせることができます。綺麗な耳付き天板と動きのあるものを合わせるのは、色みと木目を合わせる高い技術とセンスが必要になり、簡単なようで大変難しい作業です
遠目から見れば分からないよ!と思うお客様のために、近くからの写真を見てみましょう。 こちらの写真をご覧ください。どこで接ぎ合わせているかわかりますか?
どうでしょう?わかりましたか?
正解はこちらです。
側面をご覧いただければ接ぎ合わせた箇所が分かると思います。数多くのきれいに製材した木材の中から、相性の良い木材を選んで合わせています。
このような細かいところで差が出ますので、ただ価格だけを見て購入しないでください。
接ぎ合わせ、2枚接ぎのテーブルでは技術・センスによって細かな部分で差が出ます。
どのようなコンセプトで製作するかによりさまざまですが、木目色味が合うよう接ぎ合わせにこだわって製作致します。
一枚板割れへのチギリの施工
自然が長年かけて作った木目は決して人間には作れません。
自然が織りなす耳の動きはどんなデザイナーにも描けません。表面的な一枚板の木目・奥に広がる杢と立体的に動き、すべて異なる性格を持った一枚板をその一枚板に必要な仕上げをします。
特に割れの部分は個体差があります。
割れの部分はそのままで書き物をしずらいので半透明のエポキシ樹脂を着色し割れの内部に入れ込みます。天板にあった色に着色しますので、経験とセンスが必要な作業です。
ですがそのエポキシには割れを抑える効果は低く、収縮により木とエポキシ樹脂の剥離が起きる場合があります。
そのためチギリにて割れの広がりを抑えてあげます。
一言「一枚板の割れ」と言っても成長段階で発生している割れもあれば乾燥時に生じた割れもあります。
人工乾燥かかっていれば割れがどんどん大きく広がるリスクは少ないですが、収縮により若干割れが広がる可能性があります。
そのためこのチギリで更なる割れを抑えます。
先ほどの通り、エポキシ樹脂自体接着剤の効果がありますが、一枚板が収縮した時割れの広がりを止める効果は低いです。
追従性はあるので割れが広がった場合割れの広がりに追従し痩せますが、あるところでは天板とエポキシが剥離してしまいます。
レジンのように凝固まで3日かかる水溶性の樹脂ですと道管内まで浸透するので割れもがっちり止めるのですが、エポキシ樹脂は粘着性があり凝固も早いので木材の表面を抑えるのが限界です。
そのため割れが広がると剥離することがあります。
そのため外に開こうとする力を、この末広がりのリボン状のチギリで動きを止めます。見て頂ければわかるよう0.1mmの隙間も許されない施工ですので、技術のある職人にしかできません。
人の手で丁寧に製作された一枚板・無垢テーブルにしかない、心を込めて製作された証です。
時間がかかる上、熟練した職人にしか信頼して任せられない作業です。
何度も何度も数年間繰り返し練習し、完璧に施工することができるようになっています。
ですがこのようなチギリは一枚板のデザインを大きく変化させていしまいます。
当然このようなデザインが嫌いなお客様もいらっしゃいますので、そのような方には裏面から深くチギリを入れ、天板面はきれいに仕上げることが可能です。
下記で説明しますが、Eury dikeではオーダーで仕様をすべてご相談させて頂きますのでチギリの色味の指定も可能になります。
一枚板テーブルの脚へのこだわり
脚はテーブルの仕上がりを決める大変重要なものになります。脚の変更のみで一枚板テーブルの印象がガラッとかわります。
強固でデザインを更に良くしてくれる脚を日々考えております。
お客様のご要望に応えられるよう、高い技術と、様々な脚のバリエーションを準備していきたいと思います。
以上をラインナップに入れております。
Eury dikeの脚で注目していただきたい点はアジャスターです。
基本的には自立する脚と天板の設置面にはアジャスターを設置しています。
それは一枚板は収縮により発生する反りのリスクがあるためです。
少しでも反りが発生するとぐらつきが発生してしまいます。脚の一部分が浮いてしまうため荷重をかけた時グラつきます。
また、床面の理由からぐらつきが初めからある場合があります。
その空間に何かものを挟めばぐらつきも収まりますが、1mm以下の微調節可能にするためアジャスターを基本としています。大変喜ばれている鉄脚の基本設計です。
裏面を使い予定の反り止めなしの場合、凹んでしまうのでこのアジャスターを取り入れるのは厳しいと思いますが、反り止めを入れますので問題ありません。
詳しくは≫一枚板反り止めのこだわりをご確認ください。
もちろんそのまま天板を乗せては天板が滑るので、脚と天板の間には耐震ジェルを入れています。
震度7でもずれないジェルを使用していますので、簡単にはずれません。
子供が不意にぶつかってずれる心配をする方もいますが、床面との接地面にフェルトも付けていますので、押して一枚板と脚がずれるというより、脚と天板セットですーっと移動します。
このジェル長年使えば跡になりやすいので、裏面を使用することを前提としていると私でしたら避けると思います。
また、アジャスターも重さにより凹んでしまうリスクがありますので裏面を使用することを前提とすると採用しません。
ですが反り止めを基本としているため、裏側を上にしての使用は考えていない為、このようによりトータルで考えられた、より良いカタチでのご提案が可能になります。
高さのご指定に関してですが、木製脚はもちろんですが、鉄脚も5mm単位での高さの指定が可能です。
お客様ごとに体型も違えば好みも異なるため天板面の高さも基本で高さ指定可能です。
提携している鉄脚業者にお客様の注文ごとに高さ、一枚板に応じて幅も調整し発注をかけます。
お客様の為だけの鉄脚を準備するのも私たちのポリシーです。
全ての一枚板テーブルをオーダー製作いたします。
Eury dikeでは上記での説明の通りすべてのお客様に満足していただくために、あなただけの一枚板テーブルにこだわり製作しています。
お客様ご家族の身長に合わせた仕様、お好みの雰囲気に仕上げるためしっかり打ち合わせ致します。
高さに関しては倉庫見学頂ければ実際に椅子に座って計測させていただき、ご自宅の椅子に合う天板面の高さも出しますので、是非倉庫見学頂ければ幸いです。倉庫見学できない場合も高さの決め方をお伝えします。
また、一枚板の加工もすべてご指定いただけます。
チギリ加工、耳の加工、Rの加工、ダメージの補修方法、塗装とすべて詳細に指定可能です。
お客様のセンスにピッタリの加工を致します。
詳しくは下記リンク オーダー製作をご確認下ください。
≫オーダー製作
長くなってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございます。
一枚板に対する製作のこだわりはご理解して頂けたでしょうか?
上記の通りEury dikeは一枚板を効率的に販売することを諦めました。
それはお客様が一生使うテーブルだから、お客様の為だけに作られた最高のテーブルをお届けしたいからです。
「世界に一つだけの一枚板」×「十人十色のお客様の好み」
これを規格で決めることができません。
世界に一つだけの一枚板を「あなた」だけの一枚板に仕上げていきます。
数百年かけて成長した命が宿った一枚板には最善の方法で加工し、お客様の為に丁寧に製作する必要があると考えます。
是非、ご購入するときは私たちの理念もご理解いただきご購入下さい。
Eury dikeでは常に最良の工法を目指し製作しております。
近年効率化を優先した販売方法が良しとされていますが
Eury dikeの製作は非効率的。お客様の身長やセンスに合わせてのオーダーの打ち合わせも非効率的。
ですが、その分ベストな一枚板テーブルを製作できます。
一枚板テーブルを使うのはお客様です。
お客様が欲しい形を、お客様と一緒に決めていきたいと思います。
「一生モノのテーブルを、ご家族にとって最高の形に一緒に仕上げていきましょう。」
そのために時間を惜しみません。
お客様に高品質を実感していただく為に、一つ一つ丁寧に製作していきます。
よろしくお願いします。
次は「反り止めのこだわり」又は「塗装のこだわり」を御覧ください。
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