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一枚板オーダー製作、常にフル稼働しております!

かなり久しぶりの投稿になります。
最近は一枚板の製作、一枚板を使用してのレジンテーブルの製作が非常に忙しくなり、多くのご注文を頂く一枚板製作についてはブログを休止させていただいておりました。

ですがここまで更新しないとEury dikeやっていないんじゃない?
と思ってしまうお客様もいるかもしれないと、職人間での話が出ました。
絶賛一枚板多数製作納品しております。

本日は3月末製作納品の数枚をご紹介させていただきます。
ご紹介の一枚板はこちら!

コンゴタリ・ブラックウォールナット・シンガポールマホガニー・パープルハートです。
どれも一枚板店舗では一軍の販売ラインナップにあたるものです。
Eury dikeでは完成品ではなく、一枚板の荒材の状態から選んでいただきオーダーで製作させていただく方針を取っておりますので、こだわりのある方がほとんどです。

こちらの2枚もそれぞれの特長がある最高の2枚です。

ブラックウォールナット2000×850-1100mm


コンゴタリ2200×1000mmを1650mmのダイニングと550mmのデスクへ

コンゴタリ2100×1000mm

カッコよすぎるシンガポールマホガニーです。

パープルハート3000mmの一枚板を1800mmのダイニングと1200mmのベンチと細かい部分でベンチを複数製作します。
この方は追加購入でレジンのサイドテーブルのご依頼も頂いております。

レジンテーブル界でもトップクラスを走らせていただいておりますので、今後全国にハイクラススタンダードとして浸透していくであろう家具をいち早く取り入れていただくことも可能です。

さてそのような最高の一枚板4枚を製作していきます。
まずは荒い一枚板を平面出しし、表面を研磨します。

研磨することで荒材では表面について板汚れがすべて取れ、きれいに仕上がります。
まずは荒い状態ですが、サンダーまで仕上げます。

その後はお客様のオーダーに合わせてカットです。

オーダーのメリットは1cm単位で好きなサイズにできる点です。
店舗にある一枚板では希望サイズの選択肢が少ない場合がありますが、倉庫で決めればサイズはどこまででも自由です。
サイズに余裕があれば同じ一枚板でベンチやサイドテーブルの製作が可能です。

今回のパープルハートのお客様はベンチ一つ、スツール2つ製作します。
カット完了できたら、吸いつき桟の加工です。

一枚板は乾燥しても反りや割れのリスクは常にありますので、乾燥に加え裏から吸いつき桟という工法で反り止めをします。
伝統的な工法でリスクである反りを抑えます。

人工乾燥や高周波プレスに加え、それでも残るリスクの為に吸いつき桟を実施する。
新たな技術と伝統工芸を繋げる「温故知新」の理念のもと製作を進めます。

まずはルーターを使用し、アリ溝を掘っていきます。
同じ工程を各一枚板順不同で製作工程ご紹介進めていきます。

2種類のルーターを使用し、綺麗なアリ溝を加工します。

写真では分かりませんが、奥に行くにつれて1cmあたり0.1mm細くなっています。
肉眼でもわかりません。ですがこの角度が非常に重要なんです。

その角度に合わせて桟を製作します。

こんな感じで、全ての角度が同じ桟を製作します。
そいつを打ち込んで途中で止まる様に調整します。

ここからが反り止めのすべてが始まります。

台形の部分を削っては打ち込み、削っては打ち込みを繰り返します。
アリ溝工角度がついているので、削るたびに少しだけ奥に入り込むようになります。
これを繰り返します。

何度も何度も、

1、2回で決めることもできるのですが、強く打ち込むことで桟と溝がガッチリ吸い付いていくのでガンガン打ち込みます。

これくらいの最後の最後が重要です。

最後はガッチリ決まっております。
このままでは使用時に当たった時痛いので、デザインを整えます。

こんな感じに仕上げます。

この反り止めが邪魔ではという人がいますが、
鉄脚の場合は鉄脚の空間に来るようにしてありますので、当てるのも難しいです。

一切の隙間なく、ガッチリ吸い付いています。

この反り止め入れた時のフォルムがたまらなくカッコイイです。
ふと裏を見た時に、職人の魂を感じていただければと思います。

反り止め入れた部分はこのように反り止めの入り口があります。
これに蓋をしていきます。

ここも同じ角度をつけた木材を入れます。
同じ樹種で蓋をすることで可能な限りナチュラルに仕上げます。

こんな感じに入れ込み、

研磨して、このような感じに仕上げます。よーく見ないと分からないレベルにします。
これで反り止めは完了です。
ここからは耳の加工です。

写真を撮り忘れたのですが、一枚板は乾燥時どうしても割れが発生します。
天板面にも出ますし、耳部分にも出ます。
その割れをそのままにするのは引っ掛かりなどデメリットが多いので、塞いでいきます。

耳の仕上げの色味に合わせてエポキシ樹脂を入れ込みます。


入れ込んでから研磨です。
グラインダーという研磨力の強いモノでは耳のこのカッコイイ凸凹や繊維のラインがすべて消えてしまします。
それはそれでよいのかもしれませんが、お客様が求めるものは自然の力強さ、自然そのままのテーブルだと思いますので、この自然感をしっかり残します。
といっても私がこのワイルドな感じがたまらなく好きなので、そうしているのが一番の理由です。

割れやダメージにエポキシ樹脂を入れ、研磨した状況です。
木の繊維を残しながらダメージを消しました。

その方法はブラシです。

繊維の動きに合わせてあたりの細かい道具で、木の本来の表情の邪魔をせず使用時にデメリットとなるささくれやダメージを無くします。

もう抜群にカッコいいです。
今回はオイル塗装2枚、セラウッド塗装2枚ですのでその通り進めていきます。

私が好きなのはオイル塗装です。
アメリカのオーディーズオイルを採用していますので、水シミも付きにくくメンテナンス周期も長くすることが可能です。

さてここから納品させていただき、ご感想いただきましたのでご紹介させていただきます。

まずはブラックウォールナット一枚板。

〈H様〉

実店舗を数か所まわりましたが、ただの仕事としてやっている感じの接客を受け、もっと一枚板が好きな方に任せたいと思い、webサイトを非常に多く見ました。
その中でEury dikeさんが気になり、HPを全ページ見て一枚板への熱量に惚れました。

反り止めにもこだわり、何より愛情をこめて作ってくれそうで、問い合わせをし倉庫に行かせていただきました。
倉庫ではすごく良い提案が多く、悩むのもとても楽しかったです。

納品を受け、設置された姿を見てすばらしいの一言です。
正直安い普通のテーブルにしようと思いましたが、一枚板にしてよかったです。
個性のある一枚板にしたので、作られた感ではなく生きている様で、自然が自宅に来たようですごくカッコイイです。
部屋の雰囲気も一気に変わりました。

サイズの相談も親身に聞いていただき、間取りからおすすめのサイズを藤原さんの通りにしてよかったです初めは180cmの予定で200cmはでかすぎると思いましたが、部屋に入ると180cmでは小さく、本当に200cmにしてよかったです。

始めのメールで頂いた提案もすごく熱量があり、倉庫見学から納品まですごく木が好きなんだなということが伝わり、お願いしてよかったです。
メンテナンス等、今後共よろしくお願いします。

 

コンゴタリ一枚板

〈T様〉
3店舗ほど実店舗を見たが、理想の物に出会えず、連絡・倉庫見学させてもらいました。
サイズから、塗装まで全てオーダーできる点は非常に惹かれました。
倉庫見学は、多くの在庫や多くの良い一枚板の提案があり圧巻でした。
良い提案が多くて倉庫で見学で決めることができました。

反り止めも無しや金属ではなく、木で反り止めをしてくれ、真摯な姿勢に惚れました。

仕上がりは倉庫で見たよりも圧倒的にカッコよく、綺麗でいい仕上がりです。
セラウッド塗装のこだわりも叶えられ、綺麗な塗装でいい仕上がりです。
デスクも同じ一枚板から製作したもので、それがお無く空間にあるとすごくカッコよく大満足です。

今まで使っていたオイル塗装のテーブルのメンテナンスの相談したら、いやな顔一つせずその場でメンテナンスしていただきありがとうございました。

今後も何かありましたら相談させてください。

 

シンガポールマホガニー

〈O様〉
先日は遠路をありがとうございました。
息子が過去に一枚板購入でお世話になり、今回は私たちのテーブルもありがとうございます。

テーブルは木目がすばらしいです!
カバーを外したとき、思わず鳥肌が立ちました。
わあ!っという感激で、声が出ない感じでした。

今はまだ慣れないので、壊れものを触るような感じで、
恐る恐る撫でてみたり眺めてみたり。。。
大事に使わせていただきます❣

テーブルが来たので、早速息子親子が来て初めての食事をしました。
息子夫婦も感動していました。
やっぱり藤原様を紹介してよかったと、鼻高々でした!!

これからも、人々に感動を届ける匠のお仕事、頑張ってください。
精魂を込めて創った人の心意気が、ギュッと詰まったテーブルだなと、
あらためてかみしめているところです。

使ううち疑問が出てきたときはご相談させてください。

大切に使わせていただきますね。
ありがとうございました。

 

この様に皆様から多くの嬉しいご感想頂いております。
私共はいつも素敵なお客様ばかりで、いつも本当にありがたい限りです。
素敵なお客様にふさわしい、魅力ある一枚板を今後も製作し続けます。

多くの一枚板の倉庫から、あなただけの一枚板を選んでください。
職人の心意気を詰めた温かいテーブル納品させていただきます。

お気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。