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最高の栃一枚板 製作しております。

本日は栃一枚板の製作風景のご紹介です。

こちらの栃は数か月前にご購入いただいたものになります。
この方はご購入に至る半年前くらいから定期的にご連絡とらせていただき、何枚も大型の一枚板をご紹介させていただきました。
良い一枚板ご紹介させていただきましたがどれもこれだという決定打にはならなかったそうです。

そのなかで気に入っていただいたのはこちらの一枚板です。

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栃 一枚板!
一枚板の動き、木目、杢、状態とどれをとっても完璧です。
成長が遅いが、大変きれいな表情の一枚板の為、

現在需要と供給のバランスが完全に崩れている樹種です。その中でも大変すばらしい栃でこちらをご紹介の後
すぐに気に入っていただき、詳細写真確認後、遠方の為写真のみでご購入頂きました。

写真でもこの良さは伝わるのですが、実際に見ると本当に驚きます。
倉庫では塗装前まで完成した状態で保管しておりました。お届けも近くなりましたので反り止めも一度外し
綺麗に仕上げていきます。

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こちらの栃です。今でもきれいに見えますが、ちょっとした汚れがありますので、大型のサンダーにかけていきます。
その前に反り止めを外していきます。

オイル塗装→ウレタン塗装
ウレタン塗装→オイル塗装
ウレタン塗装の再塗装

の場合でも同じような工程を実施します。

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まずは反り止めを見えなくしている蓋を外します。

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反り止めの桟を打ちながら外していきます。

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後で戻してあげますのできれいに外し、保管します。

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すべて外し、反り止めの吸いつき桟も外してあげます。外す時もかなり強くかけやで打ち込みながら外すので
一枚板のアリ溝と吸いつき桟はピッタリ合わさっています。
数か月無塗装のままでも全く反りは発生しておりませんでした。

それではサンダーに入り、綺麗になりましょう。

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サンダーに入る準備です。木目動きを確認し、入れる方向を確認します。

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大型のサンダーに入ります。この写真だと汚れが分かるでしょうか?
無塗装の状態でおいていましたので当然です。

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何度も何度も少しずつきれいにしていきます。

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綺麗になると、今まで見えなかった木目が見えてきました。
綺麗すぎてため息が出てしまいます。

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ここではベルトサンダー#150番までかけ、ますのでこのままでは仕上げにはなりません。
この後ベルトサンダー#240番
サンダー#100→#180→#240#までかけます。
塗装直前に更にきめ細やかなペーパ掛けします。

この工程は決して機械ではできません。一枚板の表情に応じて、その一枚板がきれいに見えるように
その一枚板にあった仕上げを実施します。

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綺麗になりこの栃が喜んでいるようです。

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裏面は反り止めの都合上、大型の機械にはかけません。
すべて手作業で、時間をかけてきれいにします。

その中でとても珍しい木目を発見しました。
こちらです。

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ペーパー直後ですので、水シミとかではないですよ!
よーく見ていただくと、木目の上に全く動きの違う木目が出ています。

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川の流れの様な木目に、水適が落ちたような波紋がでております。
言葉がありません。心安らぎます。

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かと思えば川の流れを侵食するような力強さもあります。
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縮み杢も大変きれいに出ております。
とても表情豊かな一枚板です。
一枚板製作していると、毎回このような素敵な発見があります。
正に、100年以上かけて自然が作った芸術品です。

お客様ご希望のサイズにカットし、丁寧に仕上げております。
まだまだ忙しいですが、頑張っていきます。

他の栃では、動きがあり、大変木目・杢がきれいな一枚板がございます。
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割れ止め材により、中央が黄色く見えますが、全体的に白いきれいな栃一枚板です。

他にもボセ・ブビンガ・サペリ・ブラックウォールナットと良い一枚板揃っておりますので、
お気軽にご連絡ください。
宜しくお願い致します。

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無垢テーブル専門店 Eury dike 藤原

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