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一枚板に命を吹き込む

本日は製作状況のご連絡です。
年末にお届け予定のモンキーポッド一枚板を製作中です。

w2000という大型のモンキーポッドです。

今回一枚板が倉庫の状態から、きれいにサンダーがかかるまでをご紹介いたします。

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倉庫の状態はこんな感じです。事前に綺麗にしてありましたので、倉庫の状態からお届けの状態はイメージしやすいですね。

w5000ほどの大型の一枚板をカットしてテーブル製作します。

 

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まずはNCルーターにて平面を出します。乾燥時必ず反りが発生しますのでまずは平面を出すところからです。そのまま自動カンナ・サンダーかけると反ったまま削りますので、この平面を出す作業が重要です。

しっかりとした機械で数㎜の誤差も発生させないのが重要です。

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少しずつ

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少しずつ

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ここで確実にきれいな平面を出します。平面を出すという重要な作業は手作業では限界があります。
精密な作業は機械で正確に実施します。

 

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次は自動カンナ・サンダーに通ります。
先ほど出した平面に対して水平に面を出します。1200の幅まで通る大型の機械です。

この機械も平面を出すという重要な機械です。
ここも手作業では必ず狂いが出ますので、100分の1mmの調節のできる優秀な機械の出番です。

このサンダーに通ることで、一枚板の綺麗な面が出ます。
カンナでは幅が小さくここまでの面は出ませんので、この機械を通せる店舗ということは重要です。

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綺麗になってきてねと願いを込めながら通します。

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綺麗になって出てきてくれました。

実際にはこの作業を何度も繰り返し、天板の反りを確実に無くします。
一気に削ると一枚板に負荷がかかりますので、この作業も少しずつ樹種や状態に合わせ削ります。

厚みもこの作業で調節しますが、厚さを調節すると内部から隠れていた節が出る場合がありますので
一枚板をしっかり観察し、一枚板と相談しながら綺麗に仕上げます。

木材を削ると逆目が出ますので、一枚板を通す方向も意外と重要なんです。

そんな機械の精密な力と、職人の一枚板を見る目が重なり
お客様の一枚板がきれいに仕上がります。

天板は綺麗になりましたので、あとは反り止め加工をし、全体を仕上げます。
最後の仕上げでは、手作業でペーパーをかけます。
やはり仕上げは手作業で、しっかり表面を触りながら、木目を見ながら、角を調節し、職人の長年培った感覚で仕上げます。

少しずつお客様の大切なテーブルに命を吹き込んでいき、最後の完成に近づきます。

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一枚板・無垢テーブル専門店 Eury dike 藤原