本日は千切りについてご紹介したいと思います。
まず千切りってなんだ??
皆さん思うと思います。
この写真の上下にあるリボン状のものです。
とてもオシャレなアクセントになります。
ですがアクセントが本質ではありません。
千切りのを入れる理由は
「割れをこれ以上進行させない」 という意味があります。
木材はかなりの確率で割れてしまいます。
木材を伐採したばかりのときはかなりの水分を含み、紙も塗れてしまうほどです。
そのままテーブルにしてしまうと、水分が抜けた時かなり反ってしまいます。
それを防ぐために充分に乾燥するんです。
(Eury dike では自然乾燥ご人工乾燥した木材を使用しております。)
すると水分が抜け、木が乾燥しカラカラになり、テーブル製作します。
ここの乾燥させるときに、様々な工夫をしても、どうしても割れてしまう場合があります。
われはとてもいいデザインとなるのですが、そのままでは割れが広がる場合があります。
それを防ぐのが千切りです!!
千切りをしっかりしてあげることで、百何先までちゃんと使えます。
ですが、それには確かな技術が必要になります。
なにせ0.5mmも開くと目立ってしまうからです。
ピッタリとはめ込み、木材の割れを防ぎます。
手順としまして、まずピッタリ合う穴を、ノミとトリマーという道具を使い開けます。
しっかり奥まで入れても少し余るように、穴を掘るときに慎重に深さを調節します。
この後浮いた部分を、カンナで削り、ペーパーがけして平らにします。
簡単に言いましたけど、隙間なく完成させるのはかなり難しく、熟練した職人の技術が必要です。
私は数百回は練習したと思います。
細かいところですが、お客様が長い間、大切に使っていただけるよう、小さな努力も惜しみません。
というか、こういう作業好きなんですよね。しっかりはまると快感ですよ。
日曜大工の方も是非チャレンジしてみてください!!
この千切りを入れたテーブル現在製作中です。
タモ一枚板テーブルと
奥行き短めのブラックウォルナット 半分の一枚板テーブルです。
製作状況随時アップしていきます。
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無垢テーブル専門店 Eury dike 藤原