本日は耳付き接ぎ合わせダイニングテーブルの製作工程をご紹介いたします。
一枚板や無垢テーブルに反り止めは必須です。ですが他社では反り止めの紹介をあまりしないのはなぜでしょうか?それは自信を持ってお勧めできる反り止めではないからです。Eury dikeでは最高の蟻溝吸いつき桟を採用しており、自信をもってこの反り止めをお勧めいたします。
少々長いですが、ご覧ください。
播金で強固に接ぎ併せた無垢材を使用し、製作に入ります。まずは播金すべて外します。
そして、大型のサンダーで天板を平らにします。この機械のおかげで、人の手ではどうしても発生するゆがみを完全になくし完全な水平を出します。
そしてここから裏面の製作に入ります。まずは裏面を研磨し、裏面を仕上げます。もう仕上げるの?と思うかもしれませんが、裏面全面をきれいに仕上げることができるのはこれが最後の機会ですので初めから重要な作業です。
次に蟻溝を掘ります。ルーターでカットしますが、丁寧に調節した治具で奥に行くにつれ狭まる蟻溝を掘ります。
両方左右対称に掘ります。
横からだとこのような台形になります。
この蟻溝にしっかり吸いつく反り止めを製作します。
かけや(ハンマー)で打っては調節、打っては調節を繰り返します。1回の調節で0.01mmを調節する場合もあります。それほど熟練した技術が必要です。私はまだ30代ですが、この作業は誰にも負けない自負があります。この反り止めは高い技術があって初めて可能になります。
完了後は、反り止めのデザインを良くします。
その後しっかりはめ込みます。
するとどうでしょう?蟻溝がそのままです。これではまずいため、同じ耳の木材で埋めます。
これもまたぴったりはまる加工をします。
おもてからは若干わかる程度くらいですかね。この少しわかるくらいが、職人の技を感じて楽しめるポイントです。
次に、このあたりに脚を固定する金具を埋め込みます。
ポイントをラインで決め、穴を掘ります。
次にまた穴を掘ります。
そこへ金具がぴったり入るのです。
裏面の完成形はこのようになります。ここまで完成するのに10時間
以上はかかっております。それだ開け時間がかかりますが、丁寧にそして強固な反り止めを製作します。
天板面もとてもきれいです。塗装が楽しみになるとても良い天板です。
このような反り止めは、一生モノを販売するEury dike商品にはすべて施工しておりますのでご安心ください。
多くのお客様から倉庫見学依頼・お問い合わせいただいております。どんな些細なことでもよいので、お気軽にお問い合わせください。
無垢テーブル専門店 Eury dike 藤原
Eury dike.com
是非、製作のこだわり、塗装のこだわりを上記HPよりご確認ください。