本日は栃一枚板の製作状況のご連絡です。
今回製作する栃一枚板はこちら
全体的に杢が出た綺麗かつワイルドな栃一枚板です。
全体的にみると動きが変わって見えますが、動きに対して重心を出していくと使い勝手の良いまっすぐなシルエットでカットできます。
残りの部分はローテーブル兼ベンチとして製作します。
倉庫見学時にカットラインも確認しＢＣ・サンダーの後にカット・製作開始しました。
吸い付き桟のアリ溝を掘っていきます。
これまでに裏面を仕上げていますのでシルクの様なスベスベした触り心地です。
この様に２か所アリ溝を掘っていきます。
その溝に同じ角度に加工した桟を打ち込んでいきます。奥に行くにつれ細くなっているので途中で止まるよう設定しております。
思いっきり打ち込んでもここまでそこからほんの少し桟を削ります。
少しずつ
少しずつ繊細に削りますが、打ち込むときは全力でかけやを打ち込みます。手でも打ったら確実に潰れるであろう力で打ち込み、桟とアリ溝がガッチリハマるよう時間をかけて打ちこみます。
ここまで来たらひと段落です。
ここから桟を加工しデザイン性・使い勝手を向上させます。
最終の写真撮り忘れましたが非常にカッコよく仕上がっております。
またこちらの栃は瘤の部分が大きくダメージを受けております。
倒木の時や製材時かと思うのですが、どうしても一枚板の多くはダメージがあります。
仕上げに際し、効率を求め店舗においてある一枚板もこのようにグラインダーで削ってしまっているところが多いです。
Eury dikeでは耳のワイルドさを残すことにも力をいれており、高い技術と多くの時間をかけることにより耳の部分をより自然の力を残して仕上げることが可能です。
一枚板の耳の印象は皆さまが思っている以上に重要ですからね。
一枚板好きが作るかっこいい一枚板、是非お気軽にお問合せ下さい。
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