本日はタモ耳付き接ぎ合わせの製作風景のご紹介です。
反り止め等の技術だけでなく、接ぎ合わせの技術もばっちりです。
今回は接ぎ合わせに関する細かなこだわりの一部をご紹介します。
まずw1400×d800のテーブル製作にこれだけの木材を使用します。
幅が異常に広いですが、天板に使用する木材で脚の材も確保します。
表面も荒い状態です。
幅を合わせ指定の幅になるよう微調節していきます。ざっと接ぎ合わせの面を出します。
写真ではピッタリに見えますがまだ隙間があります。
接ぎ面を出すのに手押しにかけるのですが、機械のほんの少しの誤差が発生しても問題ないように接ぎ面を出します。
※詳しく言うと長くなりますので割愛します。
そこからハタガネにかけて接ぎ合わせます。
接ぎ完了した状況です。ピッタリきれいに接いでおります。
ここから自動カンナ、サンダーにかけていきます。
キレイになってきてね!
何度も繰り返しきれいな平面を出します。
綺麗な木目の天板です。
ここからサイズをカットしていきます。
かっとの部分をなるべく少なくするよう寸法どりしているのでカットの部分は少ないです。
少なくしている理由は木材がもったいないからではありません。
接ぎ面の割れを防ぐこだわりがあるからです。
一枚板・無垢材のリスクとして反りと割れは必ずあります。
特に小口(側面)は導管の断面が出ているので呼吸が他に比べて多いです。
湿度が下がった場合より縮むのが小口の部分ですので、接ぎ面を出す時に小口面を残し中央部分をより研磨します。
接着剤をつける前に、接ぎ面をすっと合わせると側面はピッタリ合って中央付近はほんの少し隙間ができる程度にあえてします。
接着剤をつけ播金で圧着すると好きまなくピッタリくっつきます。
こうすることにより、御自宅でエアコン使用した湿度が下がった空間で使用して小口が収縮しても割れを発生しずらくしています。
細かなところですし分かりずらい説明ですが、一枚板・無垢材の反り・割れのリスクはとことん低くするために、本当に細かいところまでこだわっています。
こちらの接いだ小口をご確認ください。
木目が上下互い違いにしていますが、これも反りの発生リスクを下げます。
木目を優先する場合もございますが、なるべく都の様に反る方向を互い違いにしています。
順調に製作進んでおりますのでもうしばらくお待ちください。
これからも細かなこだわりを大切に製作していきます。
良いウォールナット・クラロウォールナット揃っていますのでお気軽にご連絡ください。
よろしくお願い致します。
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