本日は接ぎ合わせテーブルの製作状況をお伝えします。
現在同時に3枚製作しており、順番にお伝え致します。
まずはブラックチェリーカウンターです。
パソコン用のデスクにとのことでw1800×d600で製作いたしました。

配線のコード隠し・モニターアームをつける為幅を少し増したいとの変更がありましたので、このように壁面にあたる部分を
このような加工実施しました。
オーダーですので、このような細かいご要望にも対応致します。

杢の出たブラックチェリー材です。白の鉄脚と組み合わせオシャレなデスクになるかと思います。
納品が楽しみです。
次にブラックウォールナット一枚板接ぎ合わせダイニングテーブルです。

こちらの一枚板の幅を増して天板製作しております。
こちらに反り止め実施していきます。

まずは天板にアリ溝を掘っていきます。特別に微調整してある治具を使用します。
しっかり天板に固定し、効率化の為2台のルーター使用していきます。

木の粉の量は非常に多いですが、この溝が反り抑制に非業に重要ですので
丁寧に、慎重に作業進めていきます。

このように綺麗なアリ溝完成です。手前は間口が広く、奥に行くにつれて若干細くなっております。
肉眼ではほとんど分かりませんが、ほんの少し細くなるのが非常に重要になり、アリ溝と吸いつき桟が強固に吸いつくために
非常に重要になります。
※この強固な吸いつきが、強固な反り止めを実現しています。

この溝のアリ溝と全く同じ形、同じ角度の桟を製作し、打ち込みます。
若干大きめに作っているため途中で止まります。
写真は省略していますが打ち込んでは微調整、打っては微調整を何度も繰り返します。
何度も実施し、より強固にしていきます。

最後ここまで調整したら、あとは力で打ち込みます。
ここまで来たら腕はパンパンです。

強固に止まりました。ぐらつきなんて一切ないですよ!強くゆすっても微動だにしません。
この状態を触っていただきたいくらいです。

完了した状況です。

入り口は当然このような溝がありますのできれいに埋めていきます。

このように蓋をして完成です。
天板をひっくり返せばほとんど分からなくなっております。
天板面は狭い面でもd850mm確保できており、動きもおとなしく素直で使い勝手の良い一枚板接ぎ合わせに仕上がっております。
次はウォールナット ストレートカットです。
w1800×d800のダイニングテーブル製作していきます。
無垢材・一枚板はどうしても乾燥時に反りが発生しますので、t41mmの天板を製作するのにt55mmの無垢材を使用して行きます。
ざっと研磨し並べたのがこちらです。

自然のモノですので、サイドに白太が必ず入ります。
天板に白太が入るとデザイン性が落ちますので、デザイン性を確保するため幅の余裕のある無垢材を使用します。

今回はd800の天板にd930mmの幅で加工します。
まだ加工前ですので、隙間がありますがこの余裕が綺麗な天板を実現します。

接地面もきれいに加工しました。
細かなこだわりを言うと非常にたくさんありますので今度ご紹介していきますね。

接ぎの状況です。
これで1日置いてあげます。

プレナー・サンダーに通していきます。

いってらっしゃい~きれいになってね!と送ってあげます。

きれいに出てきて完成です。

綺麗な無垢テーブルのです。
まだここで作業工程の2割ほどです。

こちらも反り止め実施していきます。
まずは裏面をきれいに研磨してあげます。


治具・ルーターを使用しアリ溝加工!

欠けやで打ち込んでいき、微調整していきます。

こちらも綺麗にかつ強固に吸いついております。
製作ご依頼、お問い合わせが非常に多く御返信が遅くなる場合がございますがご了承ください。
どんどん頑張って製作していきますので、よろしくお願いします。
ブログトップ
ブログ一覧に移動
お問い合わせ
一枚板への一歩を踏み出す
Eury dike.com
一枚板・無垢テーブル専門店 Eury dike