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ワイルドな耳への繊細な作業!

本日はボセ一枚板の製作に入りましたのでそのご報告と耳のワイルドな耳についての話です。
昨年倉庫にてご購入いただきました一枚板です。

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このようなw3000超えの大型一枚板をw2100の大型の天板に製作していきます。
天板w2100、ベンチw950を同じ一枚板から製作していきます。
まずはいつもの通りBCかけていきます。

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この長さにも関わらず、反り・割れもほとんど発生せずに乾燥した、優秀な一枚板です。
中央の色が変わった部分は割れ止めを塗った部分です。

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BCにて研磨後はこのようにきれいになります。
一部分残すのはなるべく厚く残すためです。最後にはきれいになりますのでご安心を!

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反対面に裏返しプレナー・サンダーにかけていきます。
長さ・厚みがあるため重量も尋常ではありません。
BCで出した平面と並行に天板面も研磨していきます。

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始めはこんな少しの研磨で様子を見ながら

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少しずつ

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少しずつ研磨していきます。杢がとてもきれいに出て本当にきれいです。

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全体を研磨が完了しました。
プレナーにて研磨後はささくれや小さな欠けがありますので、サンダーにてきれいな面を出します。

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綺麗な面が出ました。本当に美しい天板です。

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どうですか?

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どうですか?この綺麗なボセは?
優しい色味でとてもきれいな杢が出ております。
実際は写真よりも明るい白に近い色味です。
ラインや木目は本当にきれいで使いやすく優等生!
ですが全体に出た杢や、耳のでも凸凹はワイルドで自然の力を感じられる一枚です。

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例えるなら、成績優秀な応援団長って感じでしょうか?
ほんと凸凹の耳がワイルドでたまりませんね!

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早速天板とベンチ様にカットしました。

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d1000ある幅のあるものですのでベンチの幅も余裕があります。
ベンチの分をカットしてもまだ余裕があるので、その分はカッティングボードとコースター製作します。

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木目が繋がったカッティングボードなんて贅沢ですね。
すべて同じ一枚板から製作し、料理人が魚を無駄にしないように、一枚板職人は一枚板を無駄にはしません。
大切な頂いた命を新しい命へと形を変えて、繋げていきます。

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ベンチ部分の杢も綺麗です。
塗装前は分かりずらいですが、綺麗な杢が出ており、塗装後は本当に綺麗ですよ!

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先ほどの通り耳は凸凹が残り、ほんとにワイルドです。
お客様もワイルド仕上げご希望で、自然の動きがきれいに残っている一枚板のほとんどのお客様がワイルドな雰囲気を残した仕上げをご希望いただきます。

ワイルド仕上げはほとんど手間がかからないと思っている方が多いと思います。
手をかけることほとんどないでしょ?と思うかもしれませんが全く逆です。

全体的にプルンときれいに整えてしまう方が作業時間は短く済みます。
ワイルド仕上げはそのままではなく、したの写真の様に凸凹があったらその動きの通りにペーパーがてします。

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この凸凹一つ一つにペーパーをかけ、ささくれの様に引っ掛かりのある部分は重点的にきれいにします。
耳のダメージが強い部分は強めに研磨すると他の部分との差が出るので樹脂を使いながら他との差を作らず、ささくれを残さないように、使用中にポロポロ取れてしまうことの無いように丁寧に仕上げていきます。

この作業は大変時間がかかります。10分で数十センチしか仕上げられませんのでw2000超えるとかなりの時間がかかっているんですよ!
他店のモノでも耳がワイルドにきれいに残っていたら、「自然の雰囲気が残ってていいな~」と同時に「職人が丁寧に作業してくれたんだな~」と知っていただけると幸いです。

ワイルドな耳には繊細な作業が必要ですというお話でした。
もう少ししましたら在庫がたくさん入ってきますので、ご紹介しますね。
宜しくお願い致します。

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