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一枚板の魅力とアリ溝吸いつき桟

本日は一枚板の魅力と最近の倉庫での製作状況をお伝え致します。

まずはカウンターの製作状況です。新築時、一枚板ダイニングテーブル購入に合わせてカウンターをご購入いただくお客様が多いです。住宅メーカーの標準ではw1800×d600程の集成材カウンターで70.000円から80.000円ほどの見積もりで入っております。

この多くはタモの集成材で幅3cmほどの幅のものを合わせているもので狂いは少ないですが、いまいち好きになれない方が多いかと思います。
そこからダイニングテーブルご購入のお客様は、ほぼ同額又は数万円の追加で幅20cmほどの好きな樹種の幅のある無垢材でカウンターが製作できますので大変ご好評いただいております。
その製作状況お伝えします。

Eury dikeでは反り止めを大変重要視しており、すべてのダイニングテーブルにアリ溝吸いつき桟を施工し、カウンターにあっては裏面の制限がある場合がございますので、御相談の上施工致します。
カウンターにも一切の妥協せずに一生ものの為に施工致します。

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まずはアリ溝を掘るのですが、1つ目のルーターを使用し、

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2つ目のルーターを使用しアリ溝を掘ります。手間はかけますが、複数の機材を使用し、効率化を図ります。

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このような形状です。まっすぐなレールに見えますが、このカウンターですと40cmのアリ溝が彫ってあるのですが、奥に行くにつれて2mm細くなっております。
この定規で見ればほんのわずかな2mmが重要な役割を果たします。

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反対側も施工します。

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こちらがアリ溝両側完成した写真です。手前の穴は、お客様ご希望のコードを通す穴(60mm)です。
このような細かな加工も追加料金なしで承ります。

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先ほどのアリ溝にぴったりあう桟を製作します。奥に行くにつれ細くなっているアリ溝のレールと同様の割合で細くなり、ピッタリあう桟です。まずは、かけやで打ち込んで止まる様に調節します。

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そこから、0.01mmを調整しながら奥に行くように削っていきます。

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数cmずつ、しっかり進んでいきます。

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思いっきり打ち込んで何とか奥までたどり着くほどの調節しておりますので、本当にぴったりはまっています。

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その後に桟の形状を整え再度打ち込み、完成です。

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このようにぴったり間張っています。

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こんなかんじです。こちらは壁につきますので、お届け時にしか見れませんが納品時ご確認ください。
無垢材は収縮しますので、通常の製作方法ですとこの反り止めがカウンターより出っ張る可能性があります。
カウンターは壁面を漆喰等でつける場合があるので壁面では動かず、見えない部分で収縮できるようにしております。

よくわからない説明ですが、備え付けのカウンターに使っても問題ないということです。
新築時、ダイニングテーブル・カウンターご購入希望の方はお気軽にお問合せ下さい。

 

あと、本日は杢のご紹介です。
一枚板は既製品等は全く異なり、ご存知の通り一枚一枚すべて異なる表情をしております。
正に世界にたった一つの一枚板です。
同じ場所に生えていても、その木に対しての外からの影響はすべて異なり、色味は同じでも木目、杢の出方は全く異なります。

同じ丸太でも挽いた(スライス)した状況により全く違う表情になります。

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この木は、楠木という国産材で、乾燥途中の一枚板です。
その中できれいな耳がありましたのでご紹介します。

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耳をご覧いただくと波打った動きになっております。

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耳の波打った動きに対して、天板面も波を打ったような動きになっております。
これを波杢といいます。
耳を削ってしまえばわからないのですが、こんなきれいな耳の動きをしているんです。

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また、このような耳のこぶは、

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天板面では玉杢の様な動きになります。

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大変きれいで神秘的な動きです。
既製品では決して出せない、言葉では表せない感慨深いものがあります。
このような杢は、外からのストレスにより発生します。
菌もそうですし、斜面等に生えて重力のかかり具合などにより発生します。

このような耳は実店舗の多くはケガのリスクがありますので、きれいに研磨しているところが多いです。
Eury dikeでは倉庫で荒材の状態で決めていただきますので、このような耳もそのままです。
お客様のご希望に合わせて製作いたします。

 

熱い日々が続きますが頑張っていきましょう。

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無垢テーブル専門店 Eury dike 藤原

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