本日は千切りの作業工程と一枚板のご紹介です。
一枚板はどうしても乾燥時やその一枚板の特徴としての割れがある場合がございます。
そんな時にそれ以上割れを進行させないためにリボン状のチギリを施工します。
この千切りが外に広がろうとした場合でも抑えてくれます。
また、一枚板・無垢材でしか見れないものですので本物の証でもあります。
ワンポイントのアクセントにもなります。
ですが、綺麗な一枚板をご検討のお客様の場合はどうしてもこの千切りをなくしたいお客様がおられます。
そのような方には裏側から深めに千切りを入れさせていいただいております。
今回はそのご紹介です。
こちらは裏面です。はっきりとした割れではないのですが、今後割れとなるリスクがある木目でした。
裏面からしっかりチギリを施工し、割れを防いでいきます。
まずはチギリ(黒檀)で配置を決めます。裏面ですので、アリ溝吸いつき桟に干渉しないようにします。
そしてノミの前にカッターで軽くラインを残します。
このサイズぴったりにノミとトリマーを使用し掘っていきます。
このようにぴったりより若干小さめに仕上げます。ですが小さすぎると入らない場合や木材がかけますので、
ほぼ同じサイズよりほんの少し、0.1mmの世界で調節し仕上げます。
掘る穴もチギリより若干浅く仕上げます。
その為、しっかり入れ込んでも少し残ります。
残りも施工し、カンナとサンダーで仕上げます。
一つ仕上げるのに30分以上はかかります。今回は2か所施工しましたので1時間強かかっております。
ですが先ほども言いましたが、これ裏側なんです。
後にアリ溝吸いつき桟を施工しました。
正直裏側ですのでほとんど見ることはないと思います。手を抜けば省略できる作業ですので業者によっては省略しているところもあると思います。
ですがこの施工が、数年後の一枚板の状態として現れます。
一枚板・無垢材の為に一切の妥協はしません。
子供は親父の背中を見て育つじゃないですが、職人のこだわりは一枚板の裏面を見れば分かります。
天板面はきれいに仕上げるのは当たり前ですが、裏面を見ればその職人がどれだけ一枚板の事を考えているのかわかります。
Eury dikeは一枚板の為に一切の妥協はせずに、デザインも様々な施工もこだわっていきます。
次は倉庫の状況です。
現在サイズ違いのサペリを数名のお客様にご紹介しております。
ここまできれいなサペリがサイズ違いで揃っておりますので、ここから選べるのは最高の選択肢が並んでいると思います。
他にもボセ・ブビンガも数名のお客様にご紹介しております。
WEBにはあげておりませんが、このような動きのある栃もございます。
サイズの大きくきれいなラインの楠木もあります。
輪切りのクラロウォールナットもサイズ違いで10数枚あります。
倉庫の在庫は魅力的な一枚板が揃っております。
w1500~w3000×d700~d1000程のサイズの一枚板が多いです。
ダイニングテーブルはもちろん、カウンターやテレビボード等様々な形状で製作しますので
お気軽にお問い合わせください。
宜しくお願い致します。
Eury dike.com
無垢テーブル専門店 Eury dike 藤原