本日は一枚板ダイニングテーブル製作のご紹介です。
数か月前に倉庫に見学に来ていただいたお客様のモンキーポッド一枚板と、メールでのご連絡でご購入いただいたお客様のブラックウォールナット一枚板です。
共に大型でダイニングテーブルと、木目の繋がった残りの一枚板を使用しベンチとローテーブルを製作いたしております。
まずはモンキーポッドのご紹介です。
こちらの一枚板はｗ2600×ｄ850前後ほどある大型の一枚板です。
２本のライン中央をダイニングに製作しております。ｗ1800のダイニング小さく見えるほどもとは大きな一枚板です。
大きな節もなく、全体的にきれいな木目です。白太も少なく均一で耳のラインも使いやすい最高のモンキーポッドです。
この一枚板を丁寧にカットし反り止め加工をしていきます。
アリ溝という溝を掘り、その溝にぴったりはまる反り止めを樫で製作します。アリ溝は奥に行くほど細くなるように掘っておりますので、反り止めをハンマーで打ち付けても途中で止まる程度にします。そして反り止めをほんの少し削りまた打ち込みます。0.01ｍｍの調節をし、最後までぴったりはまる様に時間をかけて製作します。
このアリ溝吸いつき桟は反り止めの中で一番良い反り止めなんですが、時間がかかります。
高度な技術も時間もかかるので、反り止めをやらないところが多いんです。Eury dikeでは本当に一生ものの一枚板にするべく反りに対して妥協はしません。もちろん木材の乾燥も十分対策しております。
このように掘ったアリ溝はわからないように同じ樹種の木材で埋めます。この目隠しもアリ溝と同じサイズに仕上げ、木目も合わせます。よく見ないとわかりませんよね。
ダイニング分でカットしたその隣の部分でベンチを製作します。
こちらもしっかりホゾを組んで製作するので時間がかかります。ホゾを組むことで強度が格段に上がります。
脚を手抜きする店舗は多いですので、気にしてくださいね。
このモンキーポッドを塗装するのが本当に楽しみです。オイル塗装しますがやはりオイルはいいですよ。
ウレタンでも導管を残すので気を触った感じはありますが、オイルの気持ちよさは大好きです。
綺麗な色が出ますのでY様もうしばらくお待ちください。
次はブラックウォールナットです。
こちらも中央がダイニング奥がローテーブルです。
ダイニングは本当にきれいなラインです。厚みもあり幅もｄ800以上あり完璧な一枚板です。
写真のみで判断いただきましたが、本当にきれいな一枚板です。最高の部分をダイニングに使用しています。
逆にローテーブルにする部分は癖の強い部分です。ダイニングのきれいさから一変、節もあり、鯖杢も出た動き、色味がとてもワイルドな表情をしています。まさに自然が作る芸術品です。
このタイプのウォールナットはオイル塗装すると本当にかっこいいんです。
節があるとエポキシで埋め、１日乾燥。また埋めて１日乾燥。とても時間がかかりますが、この作業が使うときのストレスをなくします。節があると使うときに何かと不便で、かっこいいのにい嫌になってしまう方もいるかと思います。
私は自然が作った芸術品を台無しにするようなことは決してしません。
細かなところも丁寧に製作します。
次はブビンガです。
ｗ5000の大型カウンターです。
ほんとは大型の一枚板ですが、一番いい部分を使ったカウンターです。
裏には反り止めしっかり入ってとてもかっこいいブビンガです。
ブビンガは大型の一枚板が何枚かあります。とてもいいものですので、お気軽にお問い合わせください。
よろしくお願い致します。
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無垢テーブル専門店 Eury dike 藤原