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ブラックウォールナット

本日は木と塗装の話をします。

みなさんはどの木材が好きですか?

杉、楠木、ケヤキ、栗、チェリー、ブビンガ、ブラックウォールナット・・・・・

様々な種類があります。その中で特に私が好きなものが

ブラックウォールナットです。商品一覧を見れば分かりますね(;^_^A

木材そのままですとウォルナットの真価はわかりませんが、塗装をした瞬間、

ウォルナットの渋くて、シックで、落ち着きがあって、それでいて力強くて。


私はウォルナットが心底好きでして、製作中完成品を思い浮かべながら加工していくとニヤニヤしてしまいます。

「この木目は綺麗なラインだ!紫がかっていい色が出てる!波杢が出てる!節があるけどその節がある為にすごい神秘的な木目になってる!」


など普通の人が見たら気持ち悪いほど「おーすごっ!!」を連発してると思います。

ウォルナットを何千、何万枚と見てきましたが毎回感動します。


その中でも特にクラロウォールナットという

北米産のブラック・ウォールナットを台木に、ヨーロッパ産のイングリッシュ・ウォールナットを接ぎ木したハイブリッド種の木目は異常です。

拒絶反応により普通ではありえない木目を描きます。人工的ではありますが、自然の力を思い知らされる瘤杢という渦を巻いたような木目です。


ですがクラロは成長が遅く、流通量がなく、一枚板はたいへん高価です。

もしどこかで見る機会があったら、木目の一つ一つご覧になってください。


それは珍しいためそう思いましたが、節も多くいびつで、テーブルとしてみなさまに好きになってもらえるかはまた別です。

テーブルとしては縦の綺麗な柾目、曲線を描く板目の合わせによりできた天板が、最高だと思います。

美しくて、自然を感じれる。

そして高すぎない価格で購入できる為、無垢接ぎ材がおすすめです。

その場合の塗装はやはりオイル塗装がオススメです。多少の手間はかかりますが一生使えて、子供が成人しても、メンテナンスすれば新品同様になります。

そんなものはダイヤの指輪か、無垢テーブルぐらいじゃないでしょうか?

でも手入れが面倒という方はウレタン塗装です。

一切のメンテナンスは不要で、深く傷つき塗装し直したい場合、工房に郵送すれば塗装し直します。

一般的にウレタンはツヤがひどく、木目が感じられないと言われております。

そんなことは一切ありません!!


サンディングシーラーという木目に入り込む下塗りをし、そこに艶ありウレタン塗装をしたらたしかにそうなります。


ですがEury dike ではウレタンでも自然のままの肌ざわり、見た目を追求しています。

木目は埋めず、ツヤのない塗料を使っていますので、オイル塗装とそんなに変わりません。

毎日忙しく、数ヶ月に数分のメンテナンスも嫌だという方はウレタン塗装がオススメです。

セラウッド塗装を聞いたことあると思いますが、私はあまりオススメできません。

たしかにウレタンよりも強い塗装ですが、自然の感じが一気に損なわれます。

強度をもたせた分、無垢材の長所を失っていると思います。

セラウッド塗装なら、表面だけ無垢材の突き板という天板でいいと思います。

あくまでも持論ですので、私のコメントで気分を害した方がいたら申し訳ございません。

塗装前でもウォルナットは綺麗です。

これは波杢になります。表面が凸凹しているわけではなく、このように波打ったような木目です。



本気でウォルナットが好きなヤツが作った、繊細なテーブルをもしよろしければご検討下さい。

ウォルナットが好きな方に最高のテーブルを届けることができるよう、日々精進していきます。


よろしければホームページもご覧ください。