本日は現在製作中の一枚板のご紹介をさせていただきます。
最近製作していた一枚板はこちら!

非常に荒々しいボセ一枚板です。
使い勝手が確保され、かつ自然を感じられる動き。
全体に激しく出た杢はボセ界の中でもトップクラスの一枚板です。
この一枚板も初めの様子はこのような状況です。

約2700mm×1000mmの大型の一枚板。

2100mmのダイニングと600mmのデスクに分けます。
そこから面を整え反り止め実施していきます。

いくつかの機械を使用し、反り止めのベースになる溝を掘っていきます。

このような台形のアリ溝という溝です。
この溝が非常に重要で、奥に1cm進むにつれ0.1mm細くなっております。
その細かな動きで反り止めの桟とがっちり吸い付くようになっております。

忙しく撮影が飛んでしまいましたが、時間をかけて反り止め施工完了しております。


ぎっちり桟が天板と吸い付いており、このような反り止めを吸い付き桟と呼びます。

アップにしても美しく、反り止めと天板のこの感じ美しいです。
反りを物理的に抑える機能面だけではなく、伝統的な技法を用いた美しさがあります。

形状も整えるので、使い勝手も確保し、

見た目としても違和感はありません。

この裏面の美しさ、私は大好きです。

デスク側は脚の関係上反り止めなしです。
反り止めなくても乾燥完了し、高周波プレスもかけていますので反りのリスクは低いです。
小さくカットしたものは大型のものに比べて反りが出やすいので、つながりのあるベンチやデスク製作ご希望の方は、その点はご了承ください。
この一枚板の特徴としては何といっても耳です。


カッコよすぎではないですか?
メチャクチャワイルドで最高です!
こんな一枚板は大量に出回るものではないので、こんな一枚板に出会えたかたは最高です。
こういった一枚板に出会えたら、コスト面を考慮しながら、すぐに押せてくださいね。

耳も自然界のものですので、バサバサで汚れもひどいんです。
そこから丁寧に研磨し、一枚板本来の表情を出します。

左が研磨後、右が研磨前です。
中央を境に左側は綺麗になっていると思います。

サンドペーパーで綺麗に角も凸凹に合わせて研磨します。



癖がある一枚板こそ、仕上げの時間はかかります。
こういった部分も荒く仕上げるよ容易ですが、しっかり時間をかけて自然本来の表情を表現するのがEury dikeです。
仕上がりはこのような感じです。



最高に美しい杢!

そこから流れる耳!


杢が重なり、うねり、非常に複雑な杢が出ております。

反対面はまた形状の異なる杢で、その差が美しいです。


デスクも表情抜群です。
このような一枚板はそう多くはないですが、ご希望の方はお気軽にご連絡ください。
ブラックウォールナットの式台も製作中です。


こちらも杢が隠せないほど塗装前からキラキラしています。

耳も荒く、綺麗に残っております。


塗装後もきれいです。
美しいです。
忙しすぎて休みなく、ギリギリの毎日に一旦落ち着きを作れそうになりました。
職人の増員もかけながら製作能力あげていきます。
お問い合わせは非常に多いですので、気になる方は是非お問い合わせください。
よろしくお願いいたします。