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ブラックチェリー2枚接ぎ製作中!

本日は製作中のブラックチェリー2枚接ぎのご紹介です。

最近は忙しさの限界点まで到達し、仲間と毎日大忙しの日々を過ごしております。

見学も非常に多くいただいており、一枚板・レジンテーブル共に打ち合わせや製作の日々を過ごしております。

本日製作のブラックチェリーはこちら

長さのある2枚のブラックチェリーです。
30枚程のブラックチェリーからお客様のご希望の2枚を選んでいただき製作進めさせていただきます。

写真では分かりずらいですが、直線的な中にも動きがあり、接ぎには難しそうに見える一枚板ですが、丁度良い部分をカットし綺麗なシルエットを確保します。

ここまでくれば分かりやすいかと思います。片側の耳をカットしてあげます。

そこから手押しという回転性のカンナにて綺麗な面を出します。

ここまでくれば接ぎのイメージにたどり着いた様に見えますよね。
実際の製作にはここからが重要で、綺麗だけでなくまっすぐなラインにすることできれいに接ぎ合わせます。

専用の接着剤と、工具で圧をかけ仕上げます。そこから1日しっかり寝かせてあげます。

美しく仕上げました。

接いだ部分がぱっと見自分でも分からないほど綺麗に合わせております。
節の部分もエポキシ樹脂で鵜tめております。

そこから反り止めの加工に移ります。

治具とルーターを使用し加工します。

何種類かの工具を使用し綺麗に掘り進めます、

綺麗なアリ溝ができました。奥に行くにつれ若干細くなっており、1cmあたり0.1mmだけ細くなっています。ほぼ真っすぐだけど少しだけ細くなっている。これが非常に重要で反り止めがガッチリ組む要因です。

その溝にガッチリはまる桟を加工します。

綺麗に仕上げたアリ溝に打ち込んでいきます。

ある程度の部分で止まるところからスタートです。

打ち込んではアリ溝を細くして、打っては削ってを繰り返します。

桟と天板が圧で吸い付いているのが実際に触れると分かります。
木と会話しているかのような感覚です。

最後の1工程になる頃には腕が悲鳴を上げてきます

最後までガッチリ決まりました。
ガッチリ打ち込んでいるので、天板と桟がビタッ――と張り付いています。

こんな感じです。
桟のデザインも整えてあげてあります。

桟の入り口のアリ溝は分からないように同じ天板で塞いでいきます。

なるべく分かりずらくがモットーです。

こちらの写真、長さが異なるので分かりますが、良い仕上がりです。

バッチリです。
アリ溝吸いつき桟完了です!
そこから全体を仕上げていきます。

耳のアップの写真です。今回の一枚板の耳は木目の切り替わりの部分が荒く、部分的に服に引っ掛かりやすい表情が多かったです。

また、ほとんどの一枚板に入るのですが細かな割れが耳にあり、そこも服がひっかかり使用時ストレスになる部分です。

ウレタンやセラウッドなら問題ないのですが、木にオイルを染み込ませるタイプのオイル塗装の仕上げですと、自然の際わり心地を残せる半面、自然の荒い部分もしっかり残ってきます。

そこの使い勝手を確保するのが私共の仕事です。

エポキシ樹脂を必要な部分に乗せてあげて、服の引っ掛かりを無くします。
この後すべての樹脂を削り、逆目のみ止めてあげます。

オイル塗装を楽しんでいただきたい私共の本気のこだわりです。
使用しているお客様を想像しながらの製作はこの部分に限らず製作の基本です。

使用しているお客さまを想像するとやはりオイル塗装勧めちゃいますね!

今回もオーディーズオイルですが、色の出方がたまりません。
良い表情出てくれました。

撥水性もとても強く、従来の水シミに悩み、ミス染みにイラつく生活は過去の話になりました。

当然オイル塗装なので水シミはつきますが、その頻度・重度共に大幅に軽減されています。
オイル塗装は子供がいるからな・・・・

なんて思わないでください!
むしろお子様が小さい家庭にこそオイル塗装お勧めです。

傷もメンテナンスできる・傷が目立ちずらい・カッター、マジックでつけた汚れもメンテナンスできれいにすることができる!
更に水シミが付きにくいとなると「オイル=めんどくさい」という固定観念が邪魔するだけです。

触り心地も木そのまま。
木って温かいですよ!

そんな木そのままをお客様には楽しんでいただきたいですね。

綺麗に仕上がりましたのでお客様の元へ近日中にお届けです。

今回残りの部分でサイドテーブル2脚製作しています。
これも倉庫の一枚板の状態からオーダーできる利点ですね。

こちらも綺麗に仕上がっています。
納品が楽しみです。

先日納品したカウンターもご紹介します。

2750前後(1100・1650)×600mm程の一枚板カウンターです。

壁面へ備え付けのカウンターではなく、家具として移動も可能な形状でのご希望です。

壁面側も自然の動きを残して仕上げました。

壁面側にもこの動きを残すと一気に良い雰囲気になります。

耳も自然の曲線を大切に、綺麗に仕上げてあります。

後々移動することもあるとのことで、2分割にできる様にしております。

窪みの部分にはレジンでフラットにしております。

虫食いの部分もレジンを入れておりますので、虫食いのラインもすべて見えます。
こんな感じで虫たちも冒険したんだ!
これも自然ならでわのラインです。

カットラインは2mmですのでほぼロスなく、繋がりのあるまま仕上げております。

鉄脚でしっかりデザインし、完成です。

新築時、ハウスメーカーお勧めの集成材でもいいですが、一枚板カウンターに変更し、ワンランクもツーランクも満足度アップしてみませんか?

一枚板カウンター・一枚板テーブルご検討の方はお気軽にお問合せ下さい。

よろしくお願いします。