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アリ溝吸いつき桟の反り止めをブビンガ一枚板に実施しました。

本日は一枚板の製作風景のご紹介です。

ここ数か月、忙しく製作しながらの撮影ができていませんでしたが、皆様にしっかりEury dikeのこだわりを理解していただくべく、製作風景ご紹介します。
納品時製作風景のブログ楽しかったですと言っていただけますので、夜遅いですがガンバリマス!

さて今回製作する一枚板はこちら

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ギラギラのブビンガです。こんなブビンガめったに見られないほどの最高の一枚板です。
その一枚板に反り止めしていきます。

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写真取れませんでしたが、BC・大型の自動カンナ・サンダーで平面を出します。

研磨後はこんな感じです。
全体的なバランスをみて重心線を出し、カットしていきます。

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鉛筆で引いた線(1mm)の左側、ライン上、右側まで管理してカットしていきます。

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カット後は綺麗な形状になります。

その後まずは裏面を仕上げます。

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反り止め付けるとその後に研磨できないのでここで裏面を仕上げます。

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ベルトサンダー・サンダーを使用します。細かい番目までしっかりペーパー掛けしていきます。

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仕上がり後です。見た目では分からないですね。
触り心地はもうスベスベです。

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天板のサイズ・脚の形状に応じて反り止めをつけるラインを取ります。

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2台のルーターを使用し、アリ溝を掘っていきます。
ブビンガは非常に硬く、刃がやられてしまいます。

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アリ溝はこんな感じです。
アリ溝ができたらシリコンスプレーで吸いつき桟の滑りを良くします。

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別の写真ですが、アリ溝に吸いつき桟が入り込むイメージはこんな感じです。
面でガッチリ反りを抑えられる構造です。

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その後吸いつき桟を製作し打ち込んでいきます。ある程度入り込む程度に調整します。
ここの写真の状況にたどり着くまで何度か調整しております。

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アリ溝は奥に行くほど細くなる様にしていますので、桟をほんの少しずつ補足していきます。
0.1mmの世界で調整していきます。

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打っては削り、打っては削りを繰り返します。
これを繰り返すことにより、天板と吸いつき桟が密着していきます。

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ここまでくると腕が悲鳴を上げてきます。

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断面を見ていただくと、ピッタリくっついていることが分かります。

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最後目でたどり着きました。
ここまでやるのにどれくらいの時間がかかったのでしょうか?
倉庫見学時にも話に上がるのですが、大体お客様が早々する3倍以上の時間がかかっています。
ですがこの時間が、天板のアリ溝に負荷をかけ、より吸いつき桟と天板を密着させます。

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最後までいった全体像です。
この直角のままでは非常に使い勝手が悪いので、綺麗に整えます。

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こんな感じにざっと加工して、綺麗に整えます。

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こんな感じです。
脚にも引っかからす、デザインも良くしています。

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ですが、アリ溝吸いつき桟を加工するとどうしてもこの様なアリ溝の入り口ができます。
同じ樹種の木材で蓋をします。

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色味も合わせますのでほとんど違和感なく仕上がります。

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耳はワイルドなので、蓋した部分を目立たなくさせます。
耳も使い勝手を確保しつつ仕上げますので、またご紹介します。
お客様それぞれの最高の一枚板を一生モノにすべく、反り止め加工をしっかり実施していきます。

次回はタモの剥ぎ合わせのご紹介です。

忙しいですがどんどん頑張っていきます。
よろしくお願い致します。

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